Q&A そこが知りたい「核酸」の疑問

                       資料提供 遺伝子栄養学研究所」

従来の栄養学は、栄養欠乏の影響が研究の中心でありました。当研究所は生活習慣病や老化が遺伝子の酸化損傷に由来することに注目、よりアクティブな栄養摂取により遺伝子を守り、症状があらわれる前に予防をする視点で、北大・九大・金沢大・昭和大・埼玉大等と研究を推進しています。

★核酸とは何か?

 人間が生きていく上で必要不可欠な栄養素と言えば、炭水化物・タンパク質・脂肪・ビタミン・ミネラル・食物繊維の六大必須栄養素。しかし、栄養素レベルでの予防をより積極的に心がけていこうとするならば、もう一つ、大事な栄養素があります。それが、第七の必須栄養素と呼ばれる「核酸」です。「核酸」は、細胞の閣内に存在するDNA(デオキシリボ核酸)と、細胞核の内と外にあるRNA(リボ核酸)の二種類から成る物質で、酸性を示す事からこの名がつけられています。それはまた、遺伝子の本体にほかなりません。「核酸」は多くの食品に含まれていますが、食べた「核酸」は消化・吸収され、細胞分裂遺伝子修復の材料や身体の調整役をする補酵素などとしてきわめて重要な働きをします。新陳代謝が活発になり、細胞から若返る事が可能です。

★「核酸」は医薬品ですか?

 日本ではまだ、「核酸」は医薬品として認可されていません。栄養補助食品として扱われています。ただし、海外においては、たとえば中国やフランスでは、DNAやその成分が経口薬または注射薬として、色々な適応症に使われています。一方、RNAの原料であるビール酵母は、国内でも早くから医薬品の認可を受けています。ビール酵母には、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが含まれている関係で、それらとの複合的な効果で症状が改善されていると考えられがちですが、RNAも、胃腸の強化、控訴や細胞の活性化、腸内有用菌の強化、成長促進、肝機能の改善などに大きく関与しているものと思われます。

★副作用は大丈夫?

 副作用の心配はありません。ただし、これまで慢性的に「核酸」不足だった方が、急に「核酸」を摂り始めると、お腹が張ってガスが出る、下痢をする、眠くなる、湿疹が出る、血圧が上昇すると言った、副作用に似た症状があらわれることがあります。しかし、これらは一般には好転反応と呼ばれ、体質が改善されて健康な体を取り戻していくときの兆候ですから、むしろ喜ばしい変調であると受けとめるべきでしょう。こうした症状は、1週間〜10日ほどで消えていきます。

医薬品や健康食品との併用は大丈夫?

 「核酸」はあくまでも食品であり、必要栄養素として過不足なく摂取しなければならないものですが、他の医薬品や健康食品と併用したために何らかの不都合が生じたという例は、過去に一度も報告されていません。逆に注目したいのは、医薬品や他の健康食品と併用したときの相乗効果です。ビタミンやミネラルなどと一緒に摂れば、さらなる健康増進が期待できます。 

牛や豚の遺伝子(核酸)を食べて、牛や豚になりますか?

 牛肉や豚肉を食べた場合、栄養成分は小腸から門脈を通って肝臓に運ばれますが、「核酸」は種々の酵素によって消化分解され、吸収されます。口にするまでは高分子だった「核酸」も、酵素による分解を重ねていくうちに、何の遺伝子情報も持たない低分子の状態に変わっていくのです。牛や豚の身体つきになることなど、決してありません。

★なぜ「核酸」は栄養素として認められなかったのですか?

 人間は本来、体内で「核酸」をつくることができます。このことは、デノボ合成と呼ばれ、肝臓(一部腎臓)で、アミノ酸などの低分子化合物を原料にして「核酸」をつくるのです。したがって、これまでの栄養学ではわざわざ「核酸」食品を食べる必要がないと結論づけていました。さらに、消化・吸収されずに排泄される(実際には約90%が吸収される)と考えられ、栄養価値として認知されていなかったのです。

★痛風になると言われていますが、本当ですか?

「核酸」を摂ったからといって痛風になる心配はありません。痛風とは、尿酸が増えて関節に尿酸結晶が蓄積し、関節内に炎症を起こす病気です。その尿酸の前駆物質であるプリン体が「核酸」の成分であることから、痛風の原因と誤解されてきたのです。

現在、痛風研究者の間で、痛風の原因として挙げられているのは、アルコール、激しい筋肉運動、精神的ストレス。「核酸」食は、よほど過剰に摂らない限り悪影響を与えることはありません。

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